「理解が得られないのは自民に原因の一端」小泉政務官 安保法案衆院通過で
自民党の小泉進次郎復興政務官(衆院11区)は16日、衆院を通過した安全保障関連法案について「国民の理解が得られていない原因をつくった一端は自民党自身にもある」と述べ、
審議過程で表面化した憲法学者批判や若手勉強会での発言を反省すべきと、党の姿勢を戒めた。採決後、国会内で記者団の質問に答えた。
小泉氏は、今の自民党に緩みやおごりが垣間見えるかとの記者団の問いに、「そう見られている部分があることは否めない」と指摘。
安保法案は必要とした上で、「昔の自民党の良くない部分の一端が垣間見える気がする。結果として法律の理解が進んでいない状況につながっている」との認識を示した。
また、党内の議論が外部に出てこない現状があることを「野党の時はもっとあった。率直に思う」と認め、「風通しの良くない組織だと思われたら、党だけでなく日本の政治全体にとってのマイナスになる」と述べた。
地元・横須賀の事務所には法案に対する賛否両方の意見が寄せられているといい、「どんな政策でも国民の理解なくして前に進むことはあり得ない。
両方の意見をしっかり受け止め、国民の理解を得る努力を今まで以上にする」と述べ、謙虚かつ丁寧に説明する努力が必要との考えを示した。
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