By SHAWN LANGLOIS
2015 年 7 月 14 日 19:14 JST
今から15年かそこらすれば、「極渦」(北極上空を取り囲む強い気流)もそれほど悪く聞こえないかもしれない。
欧州の科学者たちは、2030年までに過去370年ほど経験したことのない「ミニ氷河期」が訪れる可能性があると警告している。
バレンティーナ・ザーコバ教授率いる英ノーサンブリア大学の研究者たちは、数学モデルに基づき、太陽活動が60%低下し、
地球の気温が急低下すると予想した。英インディペンデント紙によると、前回こうした状況が起きたのは1645~1715年のことだ。
この説にはもっと多くの検証が必要だが、ザーコバ氏は自身の見解に確信を持っている。
同氏は、太陽内部にある異なる層を伝わる「2つの波を総合し、太陽の現在の活動周期の実際のデータと比較することによって、
われわれの予想が97%の確率で正確であることが分かった」と説明した。
覚えているだろうか?米航空宇宙局(NASA)のコンサルタントやスペースシャトル・エンジニアを務めた経験のあるジョン・ケイシー氏
も同じような懸念を表明したことで知られている。ケイシー氏は「ダーク・ウインター」というタイトルの著書で、穀物の不作や食糧暴動
が起きる可能性について警告している。
ケイシー氏は以前に、米メディア、ニューズマックスに対して「われわれに10年は残されていない」とし、「われわれはオバマ政権の
8年間を無駄にしている。8年も無駄にする時間はないのに」と話していた。
http://jp.wsj.com/articles/SB11495408658641713516104581107682925402252