「結論を先に言いますと、強行採決は行われると思っていなければなりません」
「安倍内閣はそういう体質だからです。『上御一人』ということです。
子供の時からそういう育ちをした人は、何があっても、爺や婆やがその通りにしてくれました。
周りには2種類の人間がいて、ひとつは、あの方と同じような先祖代々の世界、価値観の人たち。
もうひとつは、秀才なのだけれども、その貴族集団にゴマすることで出世しようとする政治家・官僚たち。
良心を売って新貴族階級に自分を入れてもらおうとする価値観しかない人たちです。
ですから『殿、だいぶ風雲急になってきております。作戦を変えてはいかがでしょうか』とは言えない。
言った途端、クビを切られるから。ですから暴走自動車は止まりません。
彼らが衆議院で3分の2以上の多数を握っている以上、強行採決をやる。
そう思っていないと、ガクッと来ちゃう。絶望します。その後、どうしてくれるのかということで すね」
「来年は参議院選挙があります。3大野党(民主党と維新と共産党)と生活の党と社民党が
きちんと(選挙区を) すみ分ければ、政権交代が可能な状態になる。
いま我々が何よりも考えるべきことは、史上最悪の政権の退場です。
この国は“狂った迷走状態”に入っている、日本丸という巨大な船。船長がいかれているのですよ。
それなのに周りのクルーが『あんたが大将』と担いでいる。我々はこの船のオーナーであり受益者です。
狂ったような船員集団を追い出さないといけないのです」
「今回、強行採決をされても、諦めないで下さい。予定通り、 バカがバカをやっただけです。
『やっぱり来たか! バカ野郎!』と言っていればいいのです。
強行すれば、参院選はつまずく。いや、つまずかせる。
違憲訴訟も準備しています。
法律が成立してしまったら、その瞬間から我々の平和的生存権がシクシクと害され続けるのです。
たくさんの人が集団訴訟を起こすでしょう。今日も弁護士会でお願いをしてきました。
『何百人という話も出ていますが、1000人の弁護団を作りません か』と。
そうすると、地裁の裁判官も『違憲』の判決を出しやすくなる。私は死ぬまで諦めません」
http://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/161755