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暫定CEOを退いたエレン・パオ
[サンフランシスコ(ロイター)] - 米国最大の掲示板サービス「レディット(Reddit)」の暫定CEOを務めていたエレン・パオが
7月10日に退任した。最近ではその兆候として、人気のあった従業員が解雇されたことや、ソーシャルニュースプラット
フォームにおける言論の自由をめぐって起きている緊張状態などによってサイト上で騒動になっていた。
後任のCEOには創業者が就任
後任には、レディットの共同創業者で、旅行サイトのHipmunkの共同創業者でもあるスティーブ・ハフマンが、レディットに
戻ってきて就任する。もう一人の共同創業者であり、レディットの経営執行役会長でもあったアレクシス・オハニアンは、
ハフマンの「補佐」を務めることになっている。これらの人事については、レディットの取締役であるサム・アルトマンが10日に
発表した声明の中で明らかにしている。
論争は会社で人材開発を担当していたヴィクトリア・テイラーが解雇された7月の第1週、レディットの周囲で湧き上がった。
サイトのボランティアのモデレーターらは一時的に300のスレッドをシャットダウンして抗議した。その論争はパオの辞任とは
関係ないと、アルトマンはメールで回答している。
かつてのシリコンバレーでの雇用主との裁判で今年の初頭にも争っていたパオは、レディットから去るのは取締役会が自分
には不可能だと思えるほどの成長を要求していたからだと別の声明で答えている。
パオは2013年にレディットに入社し、昨年11月、最高経営責任者に就任している。今年度、ユーザー数は70パーセント
増加し、モバイル機器からの利用率は昨年の29パーセントに比べて47パーセントにまで上昇したと彼女は述べた。
レディットは自由奔放な議論ができる場所として知られ、人種差別や、女性の権利などの問題に関してヘイトスピーチを
行うような一部のユーザーたちを惹きつけてきた。
これは明らかに問題もある。そこで、パオのもとで、これらの問題に真剣に取り組み、明らかに性的な画像を禁止し、
いくつかのスレッドを取り除き、個人へのハラスメントを禁止した。
>>2以降へ続く