死亡した中2、6月のアンケートに「いじめられている」
岩手県矢巾(やはば)町で中学2年の男子生徒(13)が電車にはねられて死亡したことを受け、文部科学省は10日、矢巾町役場に職員を派遣した。
職員は亡くなった生徒が校内アンケートに「いじめられている」と書いていたことを明らかにした。
町幹部らから生徒が亡くなった経緯などの説明を受けた文科省の平居秀一・生徒指導室長は報道陣の取材に対し、「いじめがあった可能性が十分にある」との見解を示した。
中学校は6月、全校生徒を対象にした「なやみについてのアンケート」を実施。
アンケートは文科省の通知「いじめ防止基本方針」に基づき、毎年度、5、11、2月の計3回実施するが、5月は「行事で忙しい」として6月下旬に行った。
だが、担任がアンケートを自分の手元に置いたままで、教員間で共有されていなかったという。
町は来週にも、生徒や担任から聞き取った内容を中間報告として遺族、保護者に説明する。また、第三者委員会を設置する方針だ。
http://www.asahi.com/articles/ASH7B3D71H7BUTIL00J.html