引き継ぎミスで捜査忘れた!時効が成立
宮城・仙台北署が、脅迫容疑事件の引き継ぎミスのために捜査を忘れ、公訴時効が成立してしまっていた
ことが9日、分かった。
同署によると、08年6月に店のインターネット掲示板に脅迫内容を書き込まれたとして、仙台市青葉区で
縫製店を営んでいた青森県平川市の男性(44)が、同年7月に署に通報し、事件を認知。翌年1月に
告訴状が署に届き、脅迫の疑いなどで捜査を開始した。だが、東日本大震災直後の11年5月、捜査担当者が
異動時に十分な引き継ぎをせず、放置されたままとなった。同年7月に公訴時効が成立した。
昨年5月、男性から「捜査はどうなっているか」との問い合わせがあり、発覚。同年6月に刑事1課長が
男性に事情を説明し、謝罪した。同年8月に捜査関係者3人が所属長注意の処分を受けた後にも、再度
謝罪したという。
佐藤孝一副署長は「男性からは『いろいろとありがとうございました』と言葉をもらい、理解を頂いたと
考えている。再発防止のため指導をしていきたい」と話している。
http://www.hochi.co.jp/topics/20150710-OHT1T50014.html