ギリシャが財政再建案提出、期限の2時間前 EU側精査へ
2015年07月10日 07:14 発信地:ブリュッセル/ベルギー
【7月10日 AFP】ギリシャは9日夜、欧州連合(EU)などからの金融支援の条件となる新たな財政再建案を提出した。ユーロ圏
財務相会合(ユーログループ、Eurogroup)のイェルン・デイセルブルム(Jeroen Dijsselbloem)議長(オランダ財務相)の報道官が
明らかにした。
報道官はツイッター(Twitter)で「ギリシャの新提案を、ユーログループのデイセルブルム議長が受け取った。関係機関は審査の
際にこれらの案を吟味していくことが重要になる」と伝えた。債権団は新たな金融支援の条件として、年金支給額削減や税制
改革を要求している。関係筋によると新提案には年金改革や増税が含まれているという。
ユーロ圏19か国は7日に開催した緊急首脳会合でアレクシス・チプラス(Alexis Tsipras)ギリシャ首相に対して改革案の提出
期限を9日いっぱいと通告し、期限に間に合わなかった場合は同国のユーロ圏残留が危ぶまれると警告していた。期限の2時間前
に提出された新提案は、債権団が精査した上で11日のユーロ圏財務相会議と12日のEU加盟全28か国の首脳会議に送られる。
(c)AFP
http://www.afpbb.com/articles/-/3054112
ギリシャ改革案、増税や年金改革盛り込む
2015年 07月 10日 08:06 JST
[アテネ 10日 ロイター] - ギリシャ政府は9日、ユーロ圏の債権団に対して財政改革案を提示した。海運会社の増税や、
島しょ部の優遇税制廃止などが盛り込まれた。
また、付加価値税(VAT、消費税に相当)で、レストランへの税率を引き上げるほか、年金改革の実施、民営化計画などを
打ち出した。
ギリシャ政府はその見返りとして、債権団に対して、基礎的財政収支の黒字目標を向こう4年間に見直すことを要請。
2018年6月末までの債務返済義務を果たすため、535億ユーロの資金支援を求めた。
*内容を追加します。
http://jp.reuters.com/article/topNews/idJPKCN0PJ2WW20150709?sp=true