ピクサー映画にそっくり? 中国アニメに不評殺到
北京(CNN) 中国で公開された新作アニメ映画「汽車人総動員」が、米ピクサーのヒット映画「カーズ」にそっくりだとして観客らに不評を買っている。
制作会社は汽車人総動員について、独自制作した「オリジナル映画」だと主張してパクり説を否定。卓建栄監督はCNNの取材に対し、「『カーズ』のことは知っているが、見たことはないし、登場キャラクターの名前さえ知らない」と強調した。
汽車人総動員は7月4日に公開された。ポスターに登場する主人公のレーシングカーは、2006年と11年に公開されたピクサー映画「カーズ」の主人公にそっくり。中国語の映画タイトルも似通っている。
インターネットにはこの映画を見た観客から「恥知らず」など失望や怒りの声が相次いで投稿された。
ピクサーの親会社ウォルト・ディズニーの広報は、「多くのネット市民や映画ファンと同じ懸念を共有している。しかし現時点でそれ以上はコメントできない」と話した。
卓監督は、制作会社に対してウォルト・ディズニーから通告書が届いたことも明らかにした。制作会社からは、汽車人総動員が模倣でないことを証明する返信を送ったとしている。
卓監督は、「街で見かける車はどれも似通っている」「もし自分と似ている人がいたら、その人は法を犯していることになるのか」と問い掛け、「物語はディズニーとは全然違う」と強調した。
そーす http://www.cnn.co.jp/showbiz/35067139.html
画像 http://www.cnn.co.jp/storage/2015/07/09/e0bfcf826146901e216382eaed97545b/china-car-movies-split.jpg