成年後見人の立場を悪用して現金を着服したとして神奈川県警は8日、横浜市南区別所、前県議で行政書士の軽部和夫容疑者(63)を業務上横領容疑で逮捕した。
発表によると、軽部容疑者は県議だった2013年3月、成年後見人となっていた同市都筑区の無職男性(当時82歳)の口座から500万円を自分の口座に移し、着服した疑い。調べに対し「自分の口座に金を移したが、横領したつもりはない」と容疑を否認しているという。軽部容疑者は男性の死後の13年5月にも、700万円を自分の口座に移した疑いがあり、県警が調べている。
軽部容疑者が男性の後見人となったのは10年5月。男性が老人ホームに入所し、妹(80)が男性宅の売却を考えていた際、不動産会社に紹介されたという。
さらに県警幹部によると、軽部容疑者が後見人を務めていた別の男性についても、約900万円の使途が分からなくなっているという。
県警は8日午後、同市神奈川区の軽部容疑者の行政書士事務所を捜索し、通帳やパソコン、帳簿類を押収した。軽部容疑者が所属する県行政書士会は「事実関係を確認し、会則に準じて対応する」としている。
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この国の県議、市議はどうなっているのか