メダリスト「7世代後のことを考えてみろ」
新国立にアスリート続々反対 五輪戦士、ラグビー元代表が反対表明
アスリートたちがツイッターやブログなどで、現行案への反対を表明し始めた。
ラグビー元日本代表の平尾剛さん(40)=神戸親和女子大講師=は、「あんなスタジアムに頼らずとも
開催する方法を探ればいいだけの話ちゃいます?」と 怒りの声を上げた。
「こんな不条理は断じて許せない」と批判した。
アテネ五輪銀メダリストで元競輪選手の長塚智広さん(36)は日本代表級の選手から疑問の声や再検討を
求める声が出ていると指摘。アメリカ先住民「インディアン」の教えを引用しながら、
「『セブンス・ ジェネレーション』という考えがある。7世代後のことを考えて生きるという意味だ。
収益の出る施設にして選手強化費に充てて欲しい」と訴えた。
五輪に3大会出場した世界陸上男子400メートル 障害銅メダリスト・為末大さん(37)は新国立は
東京五輪後に、国際大会に必要なサブトラックが撤去さ れると指摘。
建設の際、選手からの意見の聴取もな かったとし、「どう考えても、経済的に負担が大きすぎる競技場を
造ることは反対。一体誰が競技場を造りたがっているのかがよくわからない」などとつづった。
http://www.hochi.co.jp/topics/20150711-OHT1T50247.html