Kaleva紙などフィンランドの地元メディアや米国メディアDaily Dotは、「Lizard Squad」のキーメンバーJulius Kivimakiが有罪判決を受けたとのニュースを報じた。失効猶予2年付きの有罪判決を言い渡されており、今後“サイバー犯罪と戦う”ことを裁判所から命じられているという。幾多ものコンピューター犯罪を起こし、昨年ゲーム業界を大きく騒がせた「Lizard Squad」だが、彼らは徐々にその代償を払わされつつある。
昨年末にテレビ出演、後に取り調べへ
Lizard Squadは昨年8月頃から登場したハッカーグループだ。PlayStation NetworkやXbox LIVE、さらには『Diablo 3』や『League of Legends』といった有名オンラインタイトルをターゲットにDDoS攻撃を仕掛け、多数のサーバーをダウンさせたと見られている。またSony Online Entertainment(現Daybreak Game)のスタジオトップJohn Smedley氏の搭乗している飛行機に対して、爆破物が取り付けられていると脅迫したことでも知られる。GamerGateを中心とした騒動と並び、Lizard Squadが関与した一連の事件は、2014年のゲーム業界の負を象徴していたと言えるだろう。
Lizard Squadは昨年夏から秋にかけて事件を起こして以降、年末になるとおおやけでの露出が増えていった。クリスマスの12月25日にふたたび大規模なハッキングを仕掛けたあと、12月26日には英国のBBC Radioにメンバー2人が出演、さらには報道番組Sky Newsのインタビューに“Vinnie Omari”および“Ryan”を名乗る人物らが顔出しで登場している。さまざまな筋より、このRyanが今回のフィンランド在住の10代青年Julius Kivimakiではないかと目されていた。この取材の直後、12月29日にはVinnieことVincent Omariが逮捕され、そして12月31日にはRyanことJulius Kivimakiが取り調べを受けていると報じられている。
以下ソースで
http://jp.automaton.am/articles/newsjp/lizard-squad-member-17-years-old-convicted/