死んでも死なない!? 思わず感動するカマキリの「究極の愛」
かつて「かまきり夫人の告白」という映画がありました。何人もの男をたらしこみ、食い物にして破滅させる怖～い女の物語でしたが、本物のカマキリは実際にオスを食い殺すことがあります。
カマキリの交尾は、まずオスがメスの背中にまたがるところからスタート。その体勢になったオスは体を動かし、メスの体内に子種を注入しようとします。
危ないのはこの瞬間です。ほぼ目的を達成して気を抜いているオスにメスが襲いかかり、頭を食いちぎってしまう。
そんな光景が何度も観察されています。産卵期のメスは旺盛な食欲を示し、動くものはなんでもエサとみなす習性があるようです。
頭がなくなれば、生きていくことは不可能。オスの一生はそこで終わることになります。しかし、オスもタダでは死にません。
胴体から頭が離れても交尾をやめないどころか、より激しく腰を振り続けるのです。
そして、メスに新しい命を吹き込んだところでジ・エンド。オスの体はメスに食べられ、母と子の栄養源となるのです。
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