白いウニ:黒いはずが…岩手・宮古で採取
岩手県宮古市日立浜町の県立水産科学館で、白いウニが展示され、来館者をびっくりさせている。一方、館の外の散策路では、白い腐生植物の銀竜草がひっそりと咲き始めた。
白いウニは沿岸に生息するキタムラサキウニで、6月26日に宮古市田老の海で漁師が採取した。殻の直径が約5センチ。通常、トゲは黒いが、このウニは全体が真っ白。メラニン色素が欠乏するなどしたらしい。「白い海の生き物は目立つのでヒトデなどの天敵に襲われがちだが、よく生き残った」。職員らは生命力に感心している。
銀竜草は散策路脇の湿った場所に5株ほどが見え、丈は5センチ前後。半透明の細い茎や、下を向いた釣り鐘状の小さな花の姿は「ユウレイタケ」の別名にふさわしい。でも、人によっては気品ある細身の婦人か妖精に見えるかも。毎年、この時期に花を咲かせるが、気付く人は少ない。【鬼山親芳】
そーす http://mainichi.jp/select/news/20150705k0000e040107000c.html
画像 http://mainichi.jp/graph/2015/07/05/20150705k0000e040107000c/image/001.jpg
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