麻薬密輸容疑で逮捕、トヨタ常務役員が辞任 本人が辞表
大日向寛文
2015年7月1日19時00分
トヨタ自動車は1日、麻薬を密輸した疑いで逮捕された同社初の女性常務役員、ジュリー・ハンプ容疑者(55)が辞任したと
発表した。本人から辞任届の提出があり、トヨタが受け入れた。トヨタは「世間を大変お騒がせし、多くの方にご心配やご迷惑を
おかけしていることを勘案し、受け入れることにした」とのコメントを併せて発表した。
豊田章男社長「お騒がせして申し訳ない」
トヨタによると、ハンプ容疑者は弁護士を通じて6月30日にトヨタに辞任届を提出。トヨタが受け入れ、同日付で辞任したと
いう。トヨタは本人と接触できていないといい、辞任理由についても「承知していない」(広報)としている。
担当だった渉外・広報本部副本部長は当面後任を置かず、本部長の早川茂専務役員が職務を担うという。
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http://www.asahi.com/articles/ASH715HBRH71OIPE022.html
Jul. 01, 2015
弊社常務役員ジュリー・ハンプ氏の辞任に関するステートメント
このたびは、弊社常務役員ジュリー・ハンプ氏の件で、世間をお騒がせすることになり、改めて、お詫び申し上げます。
6月30日、ハンプ氏より、弊社常務役員職辞任届が参りました。弊社といたしましては、ハンプ氏の逮捕以降、世間を大変
お騒がせし、多くの方々にご心配やご迷惑をおかけしていることを勘案し、ハンプ氏の届を受け入れることといたしました。
ハンプ氏の常務役員への登用は、日本国籍ではない役員が日本に常駐するという弊社にとって初めての経験であり、大きな
決断でもありました。弊社といたしましては、今回の件を踏まえ、世界のどこでも社員が安心して働き、活躍することができるよう、
改善すべき点はしっかりと改善した上で、「真のグローバル企業」を目指し、国籍、性別、年齢などにかかわらず、多様性を尊重
し、「適材適所」の考え方に基づいた人材登用を今後とも進めてまいる所存です。
今回のハンプ氏の件につきましては、現在も捜査が継続しており、弊社よりご説明できる内容が非常に限られておりますので、
このようなステートメントを発表させていただきました。何卒、ご理解賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。
http://newsroom.toyota.co.jp/en/detail/8579558