インド カンニング関係者40人死亡、政府は「正常な死」と主張
インド・マディヤ・プラデーシュ州のカンニング事件が明るみになり、インド政府は特別調査グループを設立し、容疑者1800人超を拘束した。
インド・メディアの29日付の報道によると、驚くことに関係者40人が死亡したという。
ある特別調査グループはマディヤ・プラデーシュ州高裁に向け、カンニング事件関係者の死亡23件を報告した。
特別調査グループは3月に関係者約1800人を拘束したと発表した。
インド・マディヤ・プラデーシュ州の内務長官は29日に「それは普通の死で、意外な事件ではない。インド最高裁は事件審理権譲渡に関する国会の申請を却下した。
マディヤ・プラデーシュ州高裁はこの事件の審理を担当している」と指摘した。
この事件の経緯を知っている匿名関係者は先ごろ、メディアに対し、「いま、死の恐怖が迫っている。身元不明の殺し屋はいつ現れるか分からない」と言った。
この大規模カンニング事件は大学入試だけではなく、就職試験、公務員試験など多くの試験で発生した。
不正は替玉受験にとどまらず、受験生のため座席を指定し、更に偽造解答用紙を渡すなどの手法もあった。
関係者の多くはインドの有名人である。インドの元教育大臣を含む多くの高官も拘束されている。インド世論は「このカンニング事件は政府と企業の結託を反映している。
関係者の死亡はその裏にある犯罪勢力の強さを示している。政府は強く有力な手段を取り、罪のチェーンを断ち切る必要がある」と見ている。
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