消えゆく「HB」鉛筆 学校の主流は「2B」に トップ交代の理由
「基準となる鉛筆」とされている「HB」のシェアが低下しています。
20年ほど前は全体の半数ほどを占めて首位だったのが、今では2~3割にまで下がり、より芯が柔らかい「2B」がトップに。
理由のひとつとして、子どもの筆圧が下がっていることが挙げられています。
ホームページ上で「2BまたはB」と指定している小学校に取材したところ、「児童の筆圧が下がっていて、字を丁寧に書く子が増えている」ことを理由に挙げました。
実際、三菱鉛筆が実施したアンケート結果によると、感触として濃く書ける鉛筆の方が評価が高いそうです。
今どきの子どもたちにとっては、HBよりも2Bの方が使いやすいと受け止められているようです。
Bは「ブラック=黒い」、Hは「ハード=かたい」の略です。中心にあるFは「ファーム=しっかりした」で、HとHBの中間の濃さと硬さとして作られた比較的新しい規格です。
Fよりも古くからあるHBは、その名前からも明らかなように濃さと硬さの中間として「基準になる鉛筆」と位置づけられてきました。
http://withnews.jp/article/f0150628001qq000000000000000W00o0401qq000012160A