低レベル廃棄物容器、ボルト折れの不具合が5件
国土交通省と原燃輸送(東京都港区)は27日、低レベル放射性廃棄物の輸送容器の上ぶたを固定するボルトが折れる不具合が5件あったと発表した。
同社は、「輸送の安全性に問題はない」としているが、国交省は、同社に原因究明と有効な再発防止策が打ち出されるまで 同型容器での輸送を差し控えるよう指示した。
同社によると、輸送容器は、縦3・2メートル、横1・6 メートル、高さ1・1メートル。
各地の原発で使用された作業着など放射性濃度が低い廃棄物が入ったドラム缶を青森県六ヶ所村の施設に海上輸送するためのもの。
今年2月に空容器を点検中にボルト1本が折れているのが見つかり、今月になって輸送前点検などで4本が見つかり、国交省に報告した。
同社には同型容器が約3300個あり、2011~14年に 製造されていた。
http://www.yomiuri.co.jp/national/20150628-OYT1T50038.html