カンブリア紀(5億4100万年~4億8500万年前)に多く登場した風変わりな生物の中でも最も珍妙なものとして知られる「ハルキゲニア」の復元図が書き換えられた。最初に描かれた復元図では上下が逆さまだったことが知られているが、最新の研究で、実は前後も逆だったことが分かったというのだ。
カンブリア紀には現生の動物につながる多種多様な生物が一気に登場した。この「カンブリア爆発」をよく伝えるのが、カナダのバージェス頁岩から見つかった5億500万年前ごろの不思議な化石。ハルキゲニアは、その中でも最も変わったものの1つだ。
ハルキゲニアは当時の海に住んでいた。細長い本体に多数の長いとげと7対の脚が生えた姿をしており、体長は1~5センチほど。「有爪(ゆうそう)動物」に属していると考えられている。有爪動物は、現在はカギムシという熱帯の森に住む長い芋虫のような生物だけが唯一となっている。
ハルキゲニアが発表された際は、とげの部分が足だと考えられ、上下逆さまの形で復元図が描かれた。後に逆だったことが判明し、復元図は書き換えられていた。
以下ソースで
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/1506/26/news123.html
http://image.itmedia.co.jp/news/articles/1506/26/sk_hallucigenia_01.jpg