ベトナム女性8人が決意の証言「私は韓国兵にレイプされた」②
一方、当時8歳だったタンさんは、この事件で家族と親戚5人を失い、自身も腹部に銃弾を受け重傷を負った。
「韓国兵2人が、村の防空壕に隠れていた私たち家族7人を発見し、
手榴弾をちらつかせながら『出てこい』と呼びかけました。
私たちが1人ずつ出ていくと、彼らは容赦なく銃弾を浴びせてきた。
最初に出ていった姉は即死、兄は腹部と臀部を撃たれ、6歳の弟は顔を銃で撃ち抜かれたのです。
さらに彼らは私たちの家に火を放ちました。
止めに入った叔母はナイフで刺殺されました。
家族の中で生き残ったのは私と兄だけ。
兄はその後、身体も精神状態もボロボロになってしまった。日々、『死にたい』という気持ちを抑えながら生きています」
だが、2人の証言を報じた韓国主要メディアは皆無に等しく、大きく紙面を割いたのは韓国のリベラル紙『ハンギョレ』のみだった。
同紙は4月25日付の朝刊でも、韓国軍によってレイプされたベトナム人被害女性8人の証言を3ページに亘って紹介。
記事は、慰安婦問題で対日強硬姿勢をとる「挺対協(韓国挺身隊問題対策協議会)」の現地調査を引用する形で掲載された。
(SAPIO 2015年7月号掲載) 2015年6月22日(月)配信
http://news.nifty.com/cs/magazine/detail/sapio-20150622-01/2.htm