日経平均終値、15年2か月ぶり2万800円台
世界の金融関係者が注目するギリシャ支援問題が進展する見通しとなり、各国の証券市場は好材料と受け止めている。
23日の東京株式市場は2万800円台をつけ、2000年4月以来、約15年2か月ぶりの水準になった。
投資家はいったん、リスクを取る姿勢を強め、欧米でも株高が進んだ。
ただ、ギリシャ問題は決着したわけではなく、予断を許さない状況だ。
◆世界で株高
この日の東京株式市場は、東証1部上場の全33業種で上昇した。
日経平均株価(225種)の終値は前日比381円23銭高の2万809円42銭で、
00年4月12日につけたITバブル時のピーク(2万833円)にあとわずかに迫った。
為替相場が円安・ドル高に傾いたことを受けて自動車や電機などの輸出関連株が買われたほか、
銀行や保険、小売業などの内需関連株も大幅に値上がりした。
海外でも株高が進んだ。
22日の米ダウ平均株価(30種)は前日比103ドル高の1万8119ドル、
ドイツ株式指数(DAX)も420ポイント高の1万1460と、欧米の主要国で株価が大幅に上昇した。
23日の上海総合指数も、3営業日ぶりに上昇して取引を終えた。
2015年06月23日 22時24分 読売オンライン
http://www.yomiuri.co.jp/economy/20150623-OYT1T50095.html