目玉のおやじ？ ハチ北高原にギンリョ ウソウ
兵庫県香美町村岡区大笹のハチ北高原で、ギンリョウソウが寄り添うように花を咲かせている。
薄暗い林の中で白く透き通るような不思議な姿を見せ、存在感を放っている。
ギンリョウソウ（銀竜草）は、イチヤクソウ科で高さ５～２０センチ。
葉緑素を持たず光合成をしない腐生植物。
落ち葉や腐った木の近くを好み、菌類が分解した養分で成長する。
下向きに咲く銀白色の花が竜の姿に似ているため名付けられた。
薄暗い中で白衣を着てこうべを垂れているようにも見えることから、ユウレイタケの別名も。
花の中心部は薄い青色で、神秘的な雰囲気を漂わせている。
ハチ北観光協会の渡辺育子さん（６１）は「いつの間にかにょろにょろと生えてくる面白い花。実が育つこの時期は“目玉おやじ”のようだ」と優しく見守っている。
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ギンリョウソウ
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