(ブルームバーグ):ギリシャのチプラス首相は21日、同国のデフォルト(債務不履行)回避に向け新たな改革案を提示した。
22日にブリュッセルで開かれる緊急のユーロ圏首脳会議はギリシャのユーロ圏での将来を決する可能性がある。
欧州連合(EU)の行政執行機関、欧州委員会のセルマイヤ報道官はツイッターで、ギリシャの新提案が「あすのユーロ圏首脳会議で前進するための良いたたき台」となると述べた。
チプラス首相はユーロ圏首脳会議に先立ち、ギリシャの主要債権者の代表と協議する。
まずトゥスクEU大統領と協議し、その後ドラギ欧州中央銀行(ECB)総裁、ラガルド国際通貨基金(IMF)専務理事、欧州委員会のユンケル委員長、ユーロ圏財務相会合(ユーログループ)のデイセルブルム議長が会議に参加する予定。
首相府が電子メールで明らかにした。
IMFへの返済期限である30日が迫る中、チプラス首相はデフォルト(債務不履行)回避のため選挙公約で妥協する用意があると債権者に確信させる必要がある。
財政状況が悪化し、銀行預金が過去最速ペースで流出する中、ギリシャが新たな救済資金なしにどの程度の期間持ちこたえられるか不透明な状況だ。
ギリシャ首相府の声明によると、チプラス首相は21日、メルケル独首相、オランド仏大統領、ユンケル委員長に新提案を説明した。
ギリシャ政府によれば、同国の提案は「双方が利益を得る合意を目指すもので、問題を先送りせず最終的解決をもたらす」見込み。
同提案の詳細は公表されておらず、ギリシャ政府報道官に電話とメールでコメントを求めたが返答はなかった。
http://www.bloomberg.co.jp/news/123-NQB9HS6TTDS301.html
さぁ、宴もたけなわになってきましたなぁ