【6月18日 AFP】太陽エネルギーのみでの世界一周飛行に挑戦中、悪天候のため名古屋に緊急着陸した次世代ソーラー飛行機「ソーラー・インパルス2(Solar Impulse 2、Si2)」の操縦士、アンドレ・ボルシュベルク(Andre Borschberg)氏は18日、都内で記者会見し、天候条件の改善を待ってあと2か月ほど待機する準備はできているものの、今年の世界一周は断念せざるをえないかもしれないと語った。
ソーラー・インパルス2を中国の南京(Nanjing)から名古屋まで操縦したボルシュベルク氏は、同機が日本に滞在できる限界の時期を問われると、「もちろん、適切な時がくるまで待つ用意がある。だが当然、限界もある」と語った。
「今後数日以内、あるいは2週間のうちに、ハワイ(Hawaii)に飛行できるチャンスが訪れることを願っている。だが当然ながら、夏季の飛行を計画している」と同氏は述べ、限界は「2か月ほどかもしれない」と説明。「最悪の場合、来春まで待たなければならないかもしれない」と語った。(c)AFP/Kyoko HASEGAWA
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