民主党の長島昭久元防衛副大臣は16日までに民間シンクタンク「国家基本問題研究所」(櫻井よしこ理事長)のホームページに
「目を覚ませ、民主党!」と題した寄稿を掲載した。
党の労組依存体質を批判し、安全保障法制の国会審議では「万年野党の『何でも反対』路線がますます先鋭化している」と警鐘をならした。
長島氏は、民主党の現状について「『改革政党』と見なす国民はほとんどいまい」と分析。
「改革路線は維新の党にすっかりお株を奪われた」としている。
党内の議論については「民意からかけ離れた組織防衛の論理が跋扈(ばっこ)する低劣なものとなった」と非難した。
その上で、自ら関与している安保法制の国会審議の対応についても批判し、「もはや解党的出直ししか道はない」と指摘した。
具体的な対策として、
(1)労組依存体質からの脱却
(2)「大きな政府」路線を見直しアベノミクスに変わる経済政策と地方再生戦略の打ち出し
(3)現実的な外交・安保政策への回帰-を挙げ、「目を覚ませ、民主党! さもなくば、消えゆくのみ」と締めくくっている。
2015.6.16 19:04 産経新聞社
http://www.sankei.com/politics/news/150616/plt1506160029-n1.html