東京・高尾山(八王子市、標高599メートル)の山頂付近から都心の夜景が一望できるビアガーデン「高尾山ビアマウント」が15日、今シーズンの営業を始める。
1965年のオープンからちょうど半世紀を迎えた。
「夜景の光は今よりずっと少なくて、店ものんびりしていた」。80年代初頭にアルバイトとして働き、その後、ビアマウントを運営する高尾登山電鉄に就職した同電鉄役員の猪狩(いがり)敏郎さん(50)は振り返る。
麓から山上へケーブルカーを運行する同電鉄は、65年に標高約500メートルの場所にビアマウントを開設した。当時は週末限定で、訪れるのは近隣のサラリーマンばかり。猪狩さんは昼は車掌、夜はウェーターを務めたが、がらんとした客席を眺めることも多かった。
転機は2007年。仏ミシュラン社の観光ガイドブックで高尾山が最高位の「三つ星」を獲得した。高尾山周辺への観光客は約300万人と、ビアマウント開設時に比べて倍増した。
いかそ
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150615-00050053-yom-soci