北朝鮮と独裁者ナンバーワンの座を争うすごいやつなのね
1989年、民族イスラム戦線のハサン・トラービーの煽動下で軍事クーデターを成功させ、 政権を掌握した。
同時にすべての政党や労働組合などを禁止し、報道を抑圧し、議会を解散させた。
救国革命指導評議会を設けると、 自ら元首、首相、軍司令官、防衛相を兼務。
アラブ系の部族に黒人系を襲わせ、黒人系の 民族間でも対立を煽ったため [要出典] 、彼の政権下では人種間対立が激化。
1991年の新刑法及び治安警察の導入、ムスリムの判事の採用などでキリスト教や伝統宗教が普及している南部にシャリーアを強要し、南部の村を空爆し女性や子供を奴隷化するなどして、北部対南部の内戦を拡大させた。
欧米のキリスト教系の「援助団体」により 「イスラム教徒対キリスト教徒」の構図で語られることが多いが、圧迫の対象は異教徒だけではなく、ダルフールや東部戦線、ヌバ山地など、自身の属するアラブ系スーダン人ではない、低開発地のムスリムを含む勢力も弾圧の対象であり、彼らはこれに対して抵抗している。
スーダンでは20年以上に及ぶ内戦にともない約100万人強の難民と数百万の国内避難民が発生し、約200万人が飢餓や戦闘の犠牲となっている [要出典] 。
また2004年にはスーダン西部のダルフールで民兵によって約7万人を虐殺させ、2万人以上を難民化させたといわれる [誰?] 。
このことから、毎年行われている『ワシントン・ポスト』の付録誌『パレード』の「世界最悪の独裁者ランキング」という特集記事で、2005年 - 2007年度にかけて3年連続の第 一位に選ばれた。
2008年度は一位の座を北朝鮮の金正日に奪われたものの、第二位となっている。
2009年2月、オランダ・ハーグにある国際刑事裁判所(ICC) はバシールを、ダルフールにおける人道に対する罪、ジェノサイド罪で起訴すると発表 [6] 。
同3月4日、逮捕状を発行した [7] 。
国際刑事裁判所が現職の国家元首を起 訴するのは初めてのこととなる [6][8] 。
バシールは国際刑事裁判所に起訴されている が第2回南米・アラブ諸国首脳会議に出席しており、アラブ連盟とアフリカ連合は常任理事国の中国とロシアの後押しを受けて、米英 仏などに国際刑事裁判所によるバシール大統領の逮捕決定を保留する権利を行使するよう 訴えた。
これによりバシールを逮捕できる可能性は低い。