北朝鮮は14日午後、東海岸から日本海に向けて短距離ミサイル3発を発射し、韓国軍が、ミサイルの精度を高める
ための実験を繰り返しているとして警戒を強めています。
韓国軍によりますと、14日午後4時21分から47分にかけて、北朝鮮の東海岸のウォンサン(元山)の付近から短距離
ミサイル3発が発射されたということです。
ミサイルは、およそ100キロ飛んで日本海に着弾したとみられています。
韓国軍の関係者は今回の発射について、北朝鮮は同様の実験をことし数回行っており、ミサイルの精度を高めるのが
目的だと分析しています。
北朝鮮はミサイルの発射実験を繰り返すとともに、弾道ミサイルを発射できる潜水艦の開発を進めており、先月には
弾道ミサイルを潜水艦から発射する実験に成功したと発表しています。
その一方で、アメリカなどとの核やミサイルの開発を巡る交渉には応じておらず、先月、日本とアメリカ、韓国の3か国の
高官は、北朝鮮に対する新たな制裁も視野に圧力の強化を目指すことで一致しました。
韓国軍は、北朝鮮が核やミサイル技術の開発を着々と進めているという懸念を強めており、警戒を続けています。
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20150614/k10010114491000.html
ミサイルは対艦ミサイル「KN01」。同ミサイルの発射実験は2月、5月に続いて今年3回目。短距離ミサイルの
発射自体も、5月9日に「KN01」3発を日本海に撃って以来。
通常の発射実験の一環とみられるが、15日の南北共同宣言15周年を前に、北朝鮮に対する厳しい姿勢を
変えない韓国の朴槿恵政権に不満を示した可能性もある。韓国軍は北朝鮮軍の動向を注視し、警戒を強めている。
http://www.jiji.com/jc/zc?k=201506/2015061400117&g=int
一方、韓国軍関係者は、北朝鮮軍が6~22日に黄海上に航行禁止区域を設定していることを明らかにした。期間内に黄海で別の発射実験を行う可能性がある。(2015/06/14-18:57)