新国立競技場 文科相 “白紙に戻さず”
下村文部科学大臣は閣議のあとの 記者会見で、国立競技場の改築を2019年のラグビーワールドカップの開催に間に合わせるためにも、デザインを白紙に戻して検討し直すことはないという考えを示しました。
この中で下村文部科学大臣は、国立競技場の改築を巡って「東京オリンピック・パラリンピックの招致では、新国立競技場の斬新なデザインを特徴の1つとして使ってきたなかで、それはお金がかかるからやめるというのは国際信用問題だ」と述べました。
そのうえで下村大臣は、「国立競技場の改築は、ラグビーワールドカップでも使用できるようにすることが前提条件だ。今のデザインをやめて違うデザインにすべきだという話が民間の設計者から出てい るが、設計をゼロからやり直したらラグビーワールドカップに間に合わない」と述べ、国立競技場の改 築を2019年のラグビーワールドカップの開催に間に合わせるためにも、デザインを白紙に戻して検討し直すことはないという考えを示しました。
一方、下村大臣は、施工予定業者との工事契約の時期について「今の段階では来月上旬には締結するという見通しだが、コストの削減を含めた改善策を模索中であり、よりよい改善策が出てくれば、場合によっては、ずれこむこともあるかもしれない」と述べました。
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20150612/k10010112381000.html
事業主体の日本スポーツ振興センター(JSC)の計画
「建設費は1625億円、工期は42か月」で、19年3月完成予定
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竹中工務店、大成建設の見積
「建設費3000億円超、工期は50か月程度」
相次ぐ見込み違いは、12年に採用が決定した斬新なデザインに起因するとの見方が強い。
http://www.yomiuri.co.jp/olympic/2020/20150605-OYT1T50022.html
http://www.yomiuri.co.jp/photo/20150604/20150604-OYT1I50027-N.jpg