子どもや障がい者へ性暴力 高齢者ら２０人を検挙、保育園や福祉施設の長も＝韓国メディア
ソウル警察庁性暴力特別捜査隊は１０日、今年１月から６月まで、ソウル市内で児童と障がい者への性暴力について特別取り締まりを行った結果、
性犯罪の被疑者２０人を検挙、このうち９人を拘束したと明らかにした。複数の韓国メディアが報じた。
検挙された被疑者２０人のうち、１６人は６１歳以上の高齢者で、保育園の園長３人、福祉施設の施設長１人が含まれた。
警察の調査の結果、被疑者らは、
小さな賃貸アパートに住んでいる子どもや障がい者、または保護者の保護が行き届かない状況を悪用して犯行に及んだ。
拘束された７２歳の男など高齢者の３人は、ソウルの賃貸アパートの遊び場で遊んでいる５－８歳の子どもたちに接近し、
「手相を見てあげる」 などと誘い、強制わいせつを行った疑いを受けている。
また、子どもの歓心を買うためにおやつやお小遣いを与えながら近づき、親しくなった後、
エレベーターや階段などで性的ないたずらを繰り返したことが分かった。
さらに、保育園・園長（６４才）は、自分が運営する保育園に通う女の子２人に対し、常習的に強制わいせつを行ったとされる。
警察関係者は、「一部の被害者は、加害者である高齢者から、これまで金銭などを受け取ってきたことを理由に申告をしなかったり、
報復を恐れて訴えることができなかったりする場合が多かった」と話した。
一部を除いた大半の被疑者らは、警察の取り調べに対して
「子どもたちにかわいいという表現をしたのであって、性的ないたずらをしていない」 などと容疑を否認している。
警察関係者は「見知らぬ人ではなく、近い隣人であっても性犯罪への警戒心を緩めてはならない」とし、
「ソウル市と区地域児童センター、民 間の市民団体と協力し、性犯罪の予防と被害者の保護活動を継続的に展開する計画」と明らかにした。（編集担当：李信恵）
2014-08-12 06:53 サーチナ
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