底ナシ年金問題…厚労省担当係長「欠勤」で逃げる“異常事態”
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5月8日のウイルス感染から17日間、問題を担当してきた係長が、今月8日から欠勤しているというのだ。
この係長は、先月25日まで機構とのやりとりをひとりで行い、課長ら上司には何も報告していなかったという。
民主党は、課長と係長の机は約3メートルしか離れておらず、課長らが知らないはずはないと主張。
部会への出席を求めていたのだが、9日になって欠勤が発覚。厚労省は「精神的なもの」なんて説明していたが、責任逃れの“職場放棄”と受け取られても仕方がないだろう。
「係長がひとりで担当していたなんて、完全にウソですよ。警視庁への相談を上司に報告していないなんて組織上、考えられません。
厚労省の“危機管理マニュアル”で、大事件の際には担当係長しか知らなかったことにしているのではないか。係長なら、国会などの公の場での説明責任を逃れられる。
係長ひとりにすべて罪をかぶせれば上司はおとがめなし。まさに“トカゲの尻尾切り”です」(前出の厚労省担当記者)
機構や厚労省の対応を見ていると、国民のために「漏れた年金」問題を解決しようとする気概が全く感じられない。我々の年金を預けておいて本当に大丈夫なのか。
http://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/160648/1