韓国大手2行 不適切融資で金融庁が処分
6月10日 19時29分
金融庁は、韓国の大手銀行、「ウリィ銀行」の東京支店で、歴代の支店長が融資先からリベートとみられる資金を受け取る
などして不適切な融資を行ったとして、一部の業務を1か月間停止する命令を出しました。また、別の韓国の大手銀行の
「中小企業銀行」の東京支店に対しても、不適切な融資があったとして、業務改善命令を出しました。
行政処分を受けたのは、韓国の大手銀行の「ウリィ銀行」と「中小企業銀行」のいずれも東京支店です。
金融庁によりますと、2行の東京支店では、歴代の支店長が、実質的に権限を超える金額の融資をしていたほか、ウリィ
銀行の東京支店では、歴代の支店長が、融資先の関係者からリベートとみられる資金を受け取るなどして、不適切な融資
が行われていたということです。
このため金融庁は、2行の内部の管理体制などに問題があったとして、ウリィ銀行の東京支店に対しては、今月17日から
1か月間、新規の取引業務を停止する命令を出すとともに、中小企業銀行の東京支店に対しては、管理体制の整備を
求める業務改善命令を出しました。
韓国の大手銀行を巡っては、国民銀行の東京支店でも、歴代の支店長らが不適切な融資を繰り返していたとして、
金融庁が、去年8月に、一部の業務を停止する命令を出しています。
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20150610/k10010109811000.html