ニッカ「余市」8月販売終了 ウイスキーの原酒不足
アサヒビールは10日、傘下のニッカウヰスキーが製造するウイスキー「余市」の販売を8月末の出荷分で終えると明らかにした。
国産ウイスキー人気で原酒が不足したため。ただブランド名は残し、9月以降に発売する新商品に使用する方針だ。
「余市」は1989年にニッカウヰスキーが出した高級ウイスキー。ニッカの創業者竹鶴政孝氏がつくった余市蒸留所(北海道)の
原酒だけを使用するシングルモルトで、独特の香ばしさで愛好家が多い。
熟成年数「10年」「12年」「15年」「20年」の4種と、若い原酒を使うノンエイジ商品がある。竹鶴氏をモデルにした連続テレビ
小説の影響で販売が伸びた。
【共同通信】
http://www.47news.jp/CN/201506/CN2015061001001760.html
ウイスキー「余市」「宮城境」刷新 アサヒ、原酒不足に対応
2015/6/10 20:59
アサヒビールは傘下のニッカウヰスキーが製造するウイスキーブランドの「余市」と「宮城峡」を9月に刷新する。同社の創業者
である竹鶴政孝氏をモデルにしたテレビドラマ「マッサン」の影響で「竹鶴」ブランドのウイスキーの販売が増え、原酒が不足する事態
を避ける。多数の品ぞろえを持つ両ブランドの商品構成を見直し、原酒を竹鶴ブランドに集中する。
余市と宮城峡は、主力の2蒸留所の名前を冠したシングルモルトウイスキーで、それぞれの拠点で生産した原酒のみを使って
生産している。9月以降は両拠点の原酒をブレンドして作る竹鶴の生産量拡大に向け、商品構成を変える。
余市と宮城峡は「10年」や「12年」などといった熟成年数を表す商品と、より若い原酒を使うノンエイジ商品を展開し、合計10種類近い商品を抱えている。