http://yukan-news.ameba.jp/20150606-30/
暴力団排除条例や警察による準暴力団指定などにより、アウトローたちにとっては
年を追うごとに肩身の狭い世の中になってきている。SPA!取材班は全国の
元アウトローたちが足を洗った後、何の仕事に就いているのかを徹底取材した。
そこにはアウトロー時代の経験を生かして成功した者、キッパリと違う道を歩んで苦労する者など多様な人生があった。
今回は、カタギの世界で生き抜く元ヤクザで、現在、ギフトショップオーナー、広告の営業マンとして働く2人の話。
◆組をヤメても、すぐにカタギになれない現実
前回取材した農家や豆腐屋などのように、まっさらな新天地でいきなり人生を
変えられるヤクザは少ない。ヤクザ稼業の周辺に位置するグレーなビジネスから始めて、
徐々にカタギ生活を目指していくのが一般的のようだ。
ギフトショップを営むUさん(49歳)に、足抜けから今に至る経緯を聞いた。
「ヤクザをヤメたのは3年前。当時の兄貴分がヘタを打って、私も巻き添えで一緒に指を
詰めろと組長に言われたのがきっかけです。ちょうど内妻が妊娠中だったし、
もうヤクザなんてバカバカしいと思って、警察署に直行。マル暴に泣きついてそのまま脱退しました」
兄貴分の盗難車ビジネスを手伝っていたヤクザ時代の年収は約1000万円。
ヤクザをヤメた直後の収入はほぼゼロだったが、柔らかい物腰を生かして多くのマルチ商法を手掛けたという。
「化粧品、健康ジュース、サプリとかいろいろやりましたよ。やっぱりヤクザをやってたら、
人を見る目だけはありますから、割といい調子で勧誘が進むんですよ。年収で700万円くらいになりましたかね」
その後、マルチ仲間の紹介でギフトショップのフランチャイズに加盟し、独立して構えたのが現在の店である。(続きはソース)