ネット上の反応も様々
つけるべきか、つけないべきか。ネット上の反応も様々です。ツイッターでは、「地域も限定されるし、登下校の時間やルートもほぼ同じ事を考えると登下校時には外すべき」という声がある一方、「酷い怪我で話せなかったりした場合は周りにいる大人が調べてやらなきゃいけない」という意見も投稿されています。
時代のニーズ捉えた新型名札
そんななか、ちょっと変わった名札がヒットしています。大阪市の文具メーカー「西敬」が2006年に開発した「キッズ・ターナブル名札」です。
安全ピンを外さずに、必要に応じて名札部分を裏返すことができる商品で、校内では名前を見せて、登下校中はひっくり返して隠すという使い方ができます。他社へのOEM生産も含めると、これまでに累計130万個を売り上げたヒット商品です。 もともとは、休憩中に名前を隠せる事務用名札を製造していましたが、防犯や個人情報保護への関心の高まりを受け、学校用名札に応用したそうです。今では小学生用だけでなく、幼稚園児向けに買う人も増えたといいます。
西村宏之社長(55)はこう話します。「本来、名札は児童どうしが相手の名前がわかるようにしたり、万が一のときに血液型や連絡先などがわかるようにしたりするためのものです。時代に応じてニーズが変わっていくなかで、それに応えた商品として評価していただいたということだと思います」