停車中の新幹線に登って死亡の男を書類送検 架線に触れ全身やけど 神奈川
昨年11月、東海道新幹線の新横浜駅で停車中の車両に登ったとして、神奈川県警は8日、新幹線特例法違反の疑 いで、東京都あきる野市の無職の男性=当時(25)=を容疑者死亡のまま書類送検した。
書類送検容疑は、昨年11月15日早朝、新横浜駅で発 車準備中だった新幹線に登り、線路に立ち入った疑い。
男性は架線に接触したとみられ、全身にやけどを負い入院、 数日後に死亡した。
JR東海によると、約16万人に影響が出た。
http://www.sankei.com/affairs/news/150608/afr1506080021-n1.html
新幹線よじ登り25000ボルト感電自殺の“衝撃想定外”
http://www.sankei.com/images/news/141203/prm1412030004-n1.jpg
■始発前にとどろく衝撃音、車両最後尾の屋根の上には焼けた男性
「ドカーン」
11月15日午前5時40分ごろ。早朝の静寂に包まれた始発前の新横浜駅構内に衝撃音がとどろいた。
東海道新幹線の車掌らが音がした方向に急いで向かうと、発車準備中の新横浜発広島行き「ひかり493号」(16両編成)最後尾の車両の屋根の上で、髪や着衣が燃えた男性が倒れていた。
車掌らが消火器で消し止めた際、男性は3・5メートル下の線路に転落した。
神奈川県警によると、倒れていたのは東京都あきる野市の無職男性と判明した。
防犯カメラの映像などから、男性は入場券で改札を通り、運転席のボンネットから屋根によじ登る姿が確認されている。駆けつけた警察官に「死にたい」と漏らしており、車両の屋根の上にある高圧電線に触れて自殺を図ろうとしたとみられている。