米Googleは6月5日(現地時間)、自動運転カープロジェクトの公式サイトを新設したと発表した。
このサイトでは、自動運転カー(以下「Google AV」)の仕組みやプロジェクトの進捗状況が紹介されており、FAQページも用意されている。
同社はこのサイトで、“月間報告”のPDFも公開していく。この報告書には、発生した事故についても詳しく掲載する。第一号になる5月の報告書には、2009年のプロジェクト立ち上げ段階から5月末までの12件の事故について、1件ずつの発生場所や状況、けが人や損傷の有無が記載されている。すべてが“もらい事故”だ。
例えば今年の4月には事故が2件あり、その1つはレクサスモデルのGoogle AVが自動運転モードで交差点の赤信号で停止中、後続車がGoogle AVの右側をすり抜けようとしてサイドミラーでGoogle AVのセンサーの1つをこすったというもの。この事故ではけが人はなく、センサーと後続車のいずれにも損傷はなかったという。
Googleの自動運転カープロジェクトについては、米Associated Pressが5月に「Googleの自動運転カーは昨年9月から累計4件の事故を起こしている」という記事を掲載し、物議をかもした。この記事が掲載された数時間後にGoogleは安全性を強調する記事を投稿しており、今回のプロジェクトサイトの開設も信頼獲得が狙いとみられる。
https://youtu.be/8fjNSUWX7nQ
http://www.itmedia.co.jp/enterprise/spv/1506/07/news015.html