韓国のMERS流行、新たな病院へ飛び火か
【6月27日 AFP】韓国当局は27日、首都ソウル(Seoul)東部にある病院で
中東呼吸器症候群(Middle East Respiratory Syndrome、MERS)コロナウイルスに数百人が接触した可能性があり、
厳密な監視対象としていることを明らかにした。
MERSに感染して別の病院に入院している親戚を見舞った女性(70)が、この病院にウイルスを持ち込み広めた疑いがあるという。
この女性はMERSと診断された2日後の今月25日に亡くなっている。
保健福祉省の当局者は27日、報道陣に対し「この患者と接触した人々を追跡し、隔離することに全力を挙げている」と説明した。
MERSの潜伏期間は14日間で、女性から感染した患者は今後数日以内に症状が出る恐れがある。
新たな場所での感染例が見込まれることから、MERSの流行が収束に向かっているとみるのは時期尚早だとこの当局者は述べている。
韓国のMERS感染者数は、27日までに新たに1人の感染が確認され、計182人となっている。(c)AFP
2015年06月27日 16:11 AFP BB
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韓国の首都ソウル中心部にある景福宮をマスクをして歩く観光客(2015年6月15日撮影)。(c)AFP/JUNG YEON-JE