5月17日に実施された「大阪都構想」の住民投票をめぐり、大阪府警捜査2課は5日、公職選挙法違反容疑で、6事件を摘発し、7人を大阪地検に書類送検したと発表した。
他人になりすましたり、二重に投票したりするなどの詐偽投票が4件(5人)、ポスターの損壊と、運動員の殴打という自由妨害が2件(2人)だった。
詐偽投票のケースでは、市内の30代の男が5月中旬、期日前投票で、60代の母親に届いた投票案内状を区役所に提出。
母親の分の投票券を受け取り投票したとして、書類送検された。
同課によると、案内状の裏面には、一見して女性と分かる母親の名前と生年月日が記入されていた。
職員も不審に思って本人かどうか尋ねたが、「本人だ」と答えるなどしたため、投票券を渡したという。
投票所での本人確認について、市は取材に対し「個別の案件については答えられない」としている。
http://www.sankei.com/west/news/150605/wst1506050069-n1.html