道教委は4日、道立学校のスクールカウンセラーが、生徒との面談内容などを生徒の在籍校の教諭に電子メールで送ろうとしてアドレスの入力を誤り、第三者に送信したと発表した。誤送信先とは4日現在、連絡が取れていない。菅原行彦指導担当局長は「重大な事故で、道民の信頼を損ね、おわびする」と述べた。
道教委によると、カウンセラーは5月28日、別の学校での勤務中に、学校のパソコンからフリーメールに接続してメールを作成。生徒数人の名前と面談内容を、教材などと一緒に送信した。翌日、教諭から届いていないとの連絡があり、誤ったことに気が付いた。誤送信先に連絡を求めるメールを日本語で2回、英語で1回送ったが、返信はない。道教委の調査では「流出は確認されてない」という。
道教委は学校パソコンでのフリーメールの使用を禁じているが、スクールカウンセラーなど非常勤職員には公的なメールアドレスを与えていない。
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