ＭＥＲＳを蔓延させた３つの原因、隔離措置は抜け穴だらけだった―中国メディア
１１日付の中国メディア・新華国際は、韓国で中東呼吸器症候群（ＭＥＲＳ）コロナウイルスが蔓延した原因を分析した。
１１日、新たに１４人の感染者が加わり、ＭＥＲＳ感染者は計１２２人となった。
初めて妊婦の感染も確認された。
１０日には韓国に滞在していた中国人の感染者も出た。
記事は、韓国が感染拡大を許してしまった原因について、３つにまとめた。
まずは、初期対応の甘さ。
韓国政府はＭＥＲＳの危険性を十分に把握しておらず、対策が遅れた。
次に、韓国の特殊な病院文化。
最初は小さな診療所から始まり、正確な診断が下されるまで複数の病院を転々とする。
最後に大病院にたどり着くまで、大勢の人を感染の危険にさらすことになる。
最後に、隔離措置のゆるさ。
韓国政府が感染者の出た病院名を公開したのは、最初の感染者が確認されてから１９日も経ってから。
その間、すでに複数の病院で二次感染者を出していた。
市民の意識の低さと抜け穴だらけの監視体制により、隔離対象者が「脱走」する事態も起きた。
（編集翻訳 小豆沢紀子）
2015年06月12日
http://www.focus-asia.com/socioeconomy/photonews/420491/