MERS感染拡大で訪韓観光客8割減、損失120億円
重い肺炎などを引き起こすMERSコロナウイルスの流行で、夏の旅行シーズンに韓国を訪れる観光客が、
去年より8割以上減少し、経済損失は日本円にしておよそ121億円に上る見通しであることが分かりました。
韓国の観光公社によりますと、来月7月と8月に韓国を訪れる観光客の予約はおよそ20万人と、
前の年の同じ時期のおよそ112万人と比べ、8割以上減っています。
このうち、最も多い中国からの観光客は、前の年の81万人から13万人に減少する見込みで、
旅行業界が受ける経済損失は、日本円でおよそ121億円に上る見通しです。
こうした中、韓国の観光協会は22日から3か月間、外国人観光客を対象に無料のMERS保険を始めました。
滞在中にMERSに感染した場合、治療費などを支給する制度で、協会は観光客の減少に歯止めをかけたい考えです。
(2015年6月22日13:10)TBS NEWS i
http://news.tbs.co.jp/newseye/tbs_newseye2523100.html