韓国当局のMERS対策は抜け穴だらけ、各国が韓国への渡航控えるよう勧告―中国紙
中東呼吸器症候群(MERS)コロナウイルスに対する韓国当局の感染防止策が不十分だとして、
各国が韓国への渡航自粛を勧告している。9日付で環球時報が伝えた。
勧告を出したのは、マレーシア、フィリピン、ベトナムなどASEAN(東南アジア諸国連合)の各国。
MERS発祥地の1つであるアラブ首長国連邦(UEA)でも、韓国京畿道への観光を目的とした渡航を控えるよう勧告が出された。
中国マカオ特区も8日、韓国への不要不急の渡航は控えるよう住民に勧告した。
香港も同日、韓国への渡航に対する警戒レベルを引き上げ、出来るだけ韓国への渡航は避けるよう呼び掛けた。
韓国紙・京郷新聞によると、MERSへの懸念から、韓国への旅行をキャンセルする外国人観光客が続出しており、
感染者を出していない済州島だけでも、
今月1日から6日までに中国人観光客4700人、日本人観光客230人、東南アジアの観光客22人がキャンセルを申し出た。
(編集翻訳 小豆沢紀子)
2015年06月10日 FOCUSーASIA
http://www.focus-asia.com/socioeconomy/photonews/420143/