債権団は支援交渉で「現実的」になるべき=ギリシャ首相
2015年 06月 3日 20:05 JST
[アテネ 3日 ロイター] - ギリシャのチプラス首相は3日、国際債権団に対し、「現実的」になり同国がユーロ圏を離脱する
という観測を払しょくするため支援交渉をまとめるよう要請した。
チプラス首相は、交渉の行き詰まりを打開するための提案について協議するため、この日夜にブリュッセルへ赴くと言明。
「欧州の政治的指導者を中心に債権団は、ギリシャ側が過去3カ月で示してきたリアリズムを認める必要がある」と述べた。
同首相は、ギリシャが「経済的に窒息している状態から抜け出すための力」を与えてくれる取引を求めているとし、「わが国が
ユーロ圏から離脱するという破滅的なシナリオを終わらせる」ことを望んでいるとも話した。
http://jp.reuters.com/article/businessNews/idJPKBN0OJ1A620150603?sp=true
↓ちなみに首相自身だけでなく、ギリシャ与党幹部も「ギリシャ政府や首相は現実的」だと考えているそうです
ギリシャ、債権団との合意見通しなければ5日のIMFへの返済行わず=与党幹部
[アテネ 3日 ロイター] - ギリシャ与党の議会幹部は、債権団との合意が近くまとまるとの見通しがない場合、6月5日の国際
通貨基金(IMF)への返済を行わないと述べた。
ノコス・フィリス議員はテレビ放送で「正確にいつまでかは分からないが、5日あるいは8日までに合意できるとの見通しがなければ、
返済しない」と述べた。
与党のディミトリス・パパディモーリス欧州議会議員はテレビで、政府が提示した47ページにわたる提案について、3日のユーロ圏
財務相次官級協議のたたき台になるとし、「ギリシャ政府や首相のように債権団も現実的になれば、5日までの基本合意が
可能だ」と述べた。
その上で、基本合意すれば来週には包括合意も可能だが「現時点では合意はない」と述べた。
http://jp.reuters.com/article/topNews/idJPKBN0OJ0GU20150603?sp=true