職員宛てにも不審メール…年金機構、ネット禁止
日本年金機構の個人情報流出問題で、不審なメールが同機構の公開された共有アドレスだけでなく、同機構が割り当てた職員個人のアドレスにも多数送りつけられていたことが、同機構幹部への取材で分かった。
不審メールは共有・個人合わせて少なくとも数十件に上るという。個人アドレスは公開されておらず、攻撃者側がアドレスを盗み取った可能性もある。
個人情報を扱うパソコン端末でインターネットを利用していたためにウイルス感染につながったことから、同機構は端末でのネット利用を禁止する。
同機構などによると、不審メールは5月8~18日に数十件受信。このうち2件は九州と東京の機構の組織で、備品などの調達業務を行う部署の共有アドレスに届き、職員が開封したためウイルス感染した。
http://www.yomiuri.co.jp/national/20150603-OYT1T50072.html