フィリピン大統領「自衛隊に基地利用を認める用意ある」中国政府は反発―中国メディア
フィリピンのアキノ大統領は5日に訪問先の東京で、
日本の自衛隊の航空機や艦船に対して同国の基地使用を認める可能性があると語った。東方網が6日報じた。
同大統領は5日に東京で日本記者クラブの質問を受けた際、
「わが国は日本との協議を行う準備をしている。
合意に達すれば、自衛隊の南シナ海における活動範囲を広げるために、
自衛隊の航空機と艦船がわが国の基地で給油、補給等の活動を行うことを認める」とコメントした。
同大統領は今月2日から5日まで日本を訪問した。
4日には安倍晋三首相と会談、安全保障や軍事分野における協力を強化する共同声明を発表した。
日本・フィリピンのこれらの動きに対して、アナリストからは
「南シナ海の問題をより複雑にし、地域の安定を損なうものだ」との指摘が出ている。
また、中国政府・外交部の華春瑩報道官は記者会見で
「フィリピンの一部の人に対して、幻想を捨てて挑発を辞め、
2国間協議による紛争解決という正しい軌道に戻るよう、再度厳しく申し渡す」と強い反発を示した。
(編集翻訳 城山俊樹)
2015年06月07日 FOCUSーASIA
http://www.focus-asia.com/socioeconomy/photonews/419970/