釜石市役所で火災、放火の疑いも 復興関連の書類焼失
2日午前4時28分ごろ、釜石市天神町の釜石市役所第4庁舎から「煙が出ている」と、住民から119番通報があった。
約2時間後に火は消し止められたが、鉄筋コンクリート3階建てのうち、1階の都市計画課の部屋の一部を焼いた。
同日の実況見分では火が出たとみられる室内に出火元となるような火の気はみつからず、釜石署は放火の疑いもあるとみて捜査を始めた。
早朝、市中心部の同庁舎で「ボン、ボン」という小さな爆発音が響き、白煙が上がった。
消防署員、団員計75人とポンプ車12台が出動して消火に当たり、午前6時40分に消し止めた。鎮火後、市職員は室内から焼け焦げた書類を外に運び出した。
同署によると焼失面積は80平方メートルで、机や書類、パソコンなどを焼いた。けが人はなかった。漏電やたばこなど、出火原因となり得る火の気はなかった。
火元の都市計画課は、復興関連業務や災害公営住宅・市営住宅の管理などを担当しているが、火災で大量の書類が焼失。
3日以降は片付けと並行し、同庁舎3階の会議室での業務再開を目指す。
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