フランス・パリで開催されている「全仏オープン」(本戦5月24日~6月7日/クレーコート)の男子シングルス準々決勝で、第5シードの錦織圭(日清食品)は第14シードのジョーウィルフライ・ツォンガ(フランス)に1-6 4-6 6-4 6-3 3-6で敗れ、ツォンガが地元フランスで2年ぶり2度目のベスト4進出を果たした。試合時間は3時間45分。
錦織とツォンガの対戦は今回が6度目で、これまでは錦織の4勝1敗。グランドスラム大会では初の8強入りを果たした2012年の全豪オープン(ハードコート)4回戦で、錦織が2-6 6-2 6-1 3-6 6-3でツォンガを破っている。前回の対戦は昨年10月のパリ(ATP1000/室内ハードコート)の3回戦で、そのときは錦織が6-1 4-6 6-4で勝っていた。クレーコートでは今回が初対戦だった。
錦織は全仏オープンには3年連続5度目の出場で、2013年の4回戦進出がこれまでの最高成績。昨年の大会では1回戦で、マルティン・クーリザン(スロバキア)に6-7(4) 1-6 2-6で敗れている。
4月に30歳になったツォンガは2008年の全豪オープン準優勝者で、2012年2月には世界ランク自己最高の5位をマーク。昨年8月のトロント(ATP1000/ハードコート)ではノバク・ジョコビッチ(セルビア)、アンディ・マレー(イギリス)、ロジャー・フェデラー(スイス)らを破ってマスターズ大会2勝目を挙げている。全仏オープンには7年連続8度目の出場で、2013年の準決勝進出がこれまでの最高成績となる。昨年の大会では4回戦で、ノバク・ジョコビッチ(セルビア)に1-6 4-6 1-6で敗れていた。
ツォンガはグランドスラム2度目のファイナル進出をかけた準決勝で、第8シードのスタン・ワウリンカ(スイス)と対戦する。ワウリンカは準々決勝で、第2シードのロジャー・フェデラー(スイス)を6-4 6-3 7-6(4)で下して初のベスト4進出を決めている。
(テニスマガジン/Tennis Magazine)
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