日本年金機構がサイバー攻撃を受け、約125万件の個人情報が流出した問題で、民主党は2日、国会内で対策本部の会合を開いた。蓮舫本部長は、機構が流出の事実を公表する前にインターネット上の掲示板に関連する書き込みがあったことを取り上げ、「内部しか知り得ない情報だ。誰が漏らしたのか」と機構の情報管理を厳しく批判した。
同党によると、1日の公表前に、ネット掲示板「2ちゃんねる」に「個人情報でも流出したのかな」などの書き込みがあった。これに対し会合に出席した厚生労働省の樽見英樹官房年金管理審議官は「(組織の)中でしか知り得ない情報を外に出している。まさに守秘義務違反だ」と述べた。
蓮舫氏は「『消えた年金』ならぬ、『漏れた年金』。事は相当大きい」と述べ、政府の対応などを国会で厳しく追及する考えを示した。
http://www.jiji.com/jc/c?g=soc_30&k=2015060200886