■大阪市選管に異議申し立て47件 住民投票で主婦ら 西区や鶴見区の不正が原因
「大阪都構想」が僅差で否決された5月17日の住民投票をめぐり、大阪市港区の主婦、谷野米子さん(62)が1日、
「不正投票の可能性がある」として結果の無効や投票のやり直しを求め、市選挙管理委員会に異議を申し立てた。
市選管によると、同日午後5時までに47件の異議申し立てがあった。
都構想の住民投票の手続きを定める大都市地域特別区設置法は公選法を準用すると規定しており、通常の選挙と同様、
有権者は異議申し立てができ、1日が期限。
都構想を推進した大阪維新の会を支持するという谷野さんは、西区や鶴見区で投票総数が投票者数を計2票上回った点を指摘し、
不正の可能性があると主張した。
市選管は8日の会議で、異議申し立て全てについて受理するかどうかを決め、受理の場合は申立日翌日から30日以内をめどに判断する。
申立人は、その結果に不服があれば大阪府選管に審査申し立てが可能で、その結果にも異議があれば大阪高裁に提訴できる。
http://www.sankei.com/west/news/150601/wst1506010052-n1.html