「あばよ!」が代名詞となっている、柳沢慎吾。今年に入ってからも「あばよ!」関連の仕事がほぼ毎月あるそうだが、そもそもその決め台詞が誕生したのは、1989年放送のバラエティ番組内から。26年という歳月が経った現在も「あばよ!」は古びず飽きられることなく、笑いと需要は増す一方だ。流行り廃りの早い世の中にあって、この持続力。しかし柳沢には「あばよ!」アレルギーに襲われた時期があったそうだ。それを救った出来事とはーー。
とんねるずが司会を務めた特番内のカップル誕生企画「芸能人ねるとんコーナー」に出演した柳沢は、愛を告白した相手にフラれた瞬間、思わず「あばよ!」と口にした……。それがすべての始まりだった。しかし流行りものの常として、それ以降の柳沢には「あばよ!」が付いて回る。「しばらく言っているうちに、“もういいだろう”って自分の中でも飽きちゃいまして、封印しようと本気で思っていた時期もありました」と振り返る。そんな当時の柳沢の苦悩を救ったのが、ある大物俳優の言葉だった。
「ある時に言われたんですよ、“慎吾ちゃん、(あばよ!を)やめるのはいつだって出来るし簡単だよ。でも言い続ける事は難しいし、大切な事でもある。どんどん言っていった方がいいよ”って」。テレビ番組制作関係者からも、こんな事を聞かされた。「“あばよ!”は番組を終わらせるタイミングの言葉としてピッタリらしいんです。しかもそのセリフを言った僕の顔のアップで番組が閉まるわけですから、インパクトを残せるという意味で僕としてもありがたかった」と一転、存在感をアピールするための武器として捉えるようになった。
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